令和6年度 耐糖能・インスリン不全症 評価標準食研究会
Cookie t標準食の現時点での有用性・臨床でなくてはならない標準食(耐糖能精密・インスリン不全症検査食)の重要性と意義
質疑応答がある方はyharano_life@hcn.zaq.ne.jpまでご連絡ください。
耐糖能・インスリン不全症(低、高イ血症、抵抗性)
評価標準食研究会(令和6年5月11日、糖尿病学会開催時、ウエブ報告)
基調講演 (25分)
耐糖能・インスリン不全症評価標準食の全身・臓器別糖クレアランス、高(低)イ血症・食後高脂血症判定の臨床的意義と有用性
研究会代表世話人 原納 優
英文報告紹介 (20分)
Cookie test 標準食――肥満・メタボ診療における標準食の耐糖能・高(低)インスリン血症・イ抵抗性評価の意義
淡海医療センター名誉院長 柏木 厚典
話題提供 (15分)
2型糖尿病患者におけるグルカゴン分泌の加齢変化とβ細胞機能維持が筋肉量に及ぼす影響
日赤和歌山医療センター 金子 至寿佳
肥満型糖尿病患者に対するSGLP-2阻害薬の効果と内臓脂肪型肥満者に対する間欠的絶食療法5対2による治療効果のクッキーテスト標準食による評価と意義についての比較検討
神谷町内科セカンドオピニオンクリニック 都島 基夫
Cookie t標準食の現時点での有用性・臨床でなくてはならない標準食(耐糖能精密・インスリン不全症検査食)の重要性と意義
1)トレーランGの欠点を補い、食後脂質異常症検出のためにバター脂肪、総量29g追加。 健保採用すべきです。 非生理的ブドー糖3割を麦芽糖に変換、副反応軽減、一過性過血糖、それに伴う高インスリン血症の診断的意義への変換。現食後高インスリン血症検出の基準食として有用。(トレーランGでの高イ血症は一過性過血糖があるため診断できない;標準食ならイ抵抗性に伴う高イ血症として、診断・栄養生活指導の指標として、その是正・解消が治療上きわめて意義深い)。
2)Sglut-2阻害薬使用例では、血糖・HbA1cのみではControl 基準とならず、標準食摂取、2h血糖から全身糖利用能が計算できます(2h尿糖補正)。これが正常なら、新薬摂取継続でOKです(全身糖利用正常、低下の場合、簡易SSPG法で(インスリン持続注入下でのイ感受性テスト;本標準食と組み合わせ、筋、全身、差より肝での糖利用評価します)。これにもCookie tが,大変有意義です。 インスリン注入下に、イ感受性(抵抗性)を測定(Gクランプ法; 5千点;人工膵臓必要) で筋での糖利用評価可能; 簡易SSPG法;池淵・原納報告の簡易SSPG法では、約1500点、人工膵不要:簡易、しかも、Cookie t標準食と組み合わせると、筋以外に、全身、差より肝での糖利用に評価が可能。
3)企業健診にも、Cookie t標準食、活用意義深いです。昼食に上記標準食か、同じ組成の昼飯摂取、
2hご採血(血糖・インスリン・中性脂肪測定; 血糖・HbA1c・インスリン異常の方約7割)。食事生活習慣の是正で改善へ!!!
4) 集団検診、住民健診での標準食の活用
糖尿病・予備群;40歳以上では、10名中1~2名が従来の糖尿病、2~3名がIGT(予備群),総合で3~4例に耐糖能異常が想定されます。
従来トレーランGが負荷食でしたが、これからは、標準食が望ましいです。
以前の吹田studyの再検査を推奨します。この場合数万個の需要になります。(トレーランGでは意義少ない旨の情報提供必要です;現在貴社では、このような情報提供無しか、消極的、もし継続するなら、お客サービスなどで情報提供必要です。
5) 糖尿病病名変わります。インスリン不全症提案しています。
1群 血糖・HbA1c 高値。
2群 血糖・HbA1c 正常、高イ血症あり
3群 1群と同じ、同時に、高イ血症あり
4群 従来インスリン抵抗性が知られている疾患で、肥満・メタボは、2,3群に入りますが、それ以外(慢性腎不全・閉塞性呼吸器疾患・骨粗鬆症・脂肪肝・認知症・フレイル、ロコモ、サルコペニー) は、4群として経過観察と生活指導。
上期の分類に標準食は大変有用です。
上記はCookie test, 標準食研究会からの御知らせです。
日本糖尿病学会・内分泌学会を通じ内保連へ簡易SSPG法、Cookie t標準食を健保採用へ提案中です。
クッキーテスト 標準食 研究会
https://harano-cl.jp/cookie19
食事運動生活習慣をより良くする会
代表世話人 原納 優
協賛支援: 財団法人健康加齢医学研究振興財団
児成会生習センター所長
ニチダン栄養研究所所長
原納 優